背中を合わせて【完】
「とりあえず未夜に連絡してみる?」


「バイト中ならケータイはロッカーの中とかじゃん?」


「そうだよねー。」



どうしよっかと駅の前から動かずにいる男女。


周りをキョロキョロと見渡していると、カップルの女は何かに気づいたようだ。



「あっ!あれ未夜じゃない?」



女の指す方向には、テラスのあるコーヒーショップがある。


カップルがそのお店に駆け寄ると、テラスのテーブルを片付けていた店員がカップルに気づいて、嬉しそうな顔をした。



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