背中を合わせて【完】
「お疲れ。このあいだのコーヒーショップの女に会ったんだ。」


「おーお疲れ。マジで?よかったじゃん。」


「名前は風見未夜っていうんだって。」


「本人と話したの?」


「いや、隣の席に座ってただけで直接は話してない。」



その発言から零はファミレスとか、電車の中とかの隣の席を連想した。



「よく会えたね。圭はなんだかその子と縁があるみたいだねー。」


「俺も驚いたよ。まさか1年間も同じクラスにいたなんて全然知らなかったし。」


「....!? えっ?同じクラスなの?」


「そう。今日久々に教室に行ったら隣の席に座ってた。」



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