背中を合わせて【完】
「零が一人暮らしか。ちゃんと料理するのか?」


「休みの日とか、時間あるときにはするつもりだよ。」


「忙しくて料理出来ない日でも、ちゃんと毎日飯は食えよ。」


「わかってるわかってる。そんなことより、圭もこの部屋自由に使っていいからさ、たまには顔出してよ。」



軽く話をそらす零に、絶対今もろくにご飯を食べていないんじゃないかと感づく圭。


心配だから、零の誘いに甘えるふりして頻繁にこの家に来ようと思った。


いつもどおり2人の話は尽きることなく続く。


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