背中を合わせて【完】
圭は学校で未夜のことを見ていたときのことを思い出す。


どこを見てるんだろう。


なにを考えてるんだろう。


そう思いながら未夜のことを見ているのが、とても居心地のいい時間だった。



「そっか。俺はさ、圭の力になりたいって思うし、俺が出来ることならなんでもやりたいって思ってる。」


「ああ。」


「だから....本当の気持ち、ちゃんと考えろよ。」



零に言い放たれた言葉は、圭の心の中を悩ませる。



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