背中を合わせて【完】
夕方、母親に言われたことをすべて圭に話した。



「そっか...。」


くらい顔を見せる圭に零は笑いかける。



「そんな暗い顔するなよ。圭が応援してくれたから、俺は親とも戦えたんだし、やっと結果がでて今はスッキリしてるんだ。ただ圭と同じ高校には行けなくなって悪かったな。」


「別にいいんだ、俺は。よかったな零。」


「ありがとう。問題はこれからだよな。」


「どうするんだ?」


「とりあえずは今まで通り。仕事は徐々に探すよ。先輩が経営してるバーとかに声かけてさ。」


「それはバイトじゃね?就職はしないのか?」


「就職しても長く続ける気はないし、バイト掛け持ちした方が金は貯まるでしょ。」
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