背中を合わせて【完】
「ふざけるのもたいがいにしなさーい!!」



職員室に響く担任の言葉に耳を塞ぎながら圭が少しキレた。



「うるせぇよ。これでもこっちは大まじめだ。信じる気がないなら最初から聞くなっ!!」



啖呵きって職員室を出る圭を見て、零も後を追う。



「そういうことだから、よろしくねー。」



職員室の静けさの中に零の声が響いて扉が閉まった。



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