背中を合わせて【完】
「普通はいきなり家じゃなくて、ご飯行こうとか誘うんじゃないの?」


「別にご飯でもいいけど、家の方がゆっくり話せるかなって思って。」


「はぁ。」



あんまり乗る気でない未夜の返事。



「別に食事に行かなくても家に行かなくても、話だったらいくらでもここで出来るけど?」


「えー!それじゃつまんないじゃん。」



(つくづく意味わかんない男だな...。)



零の素直過ぎる反応にどう対応すればいいのかわからなくなる。



「俺はただ未夜に遊んでもらいたいだけなのかもねー。」



そんな零の言葉に言い返す言葉が見つからない未夜。



< 204 / 459 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop