背中を合わせて【完】
*****

未夜が公園に行かない日々が続いた。


さすがに零ももうあの公園には来なくなっただろう。


そう考える未夜の朝は起きる時間は今までと変わらず、夜やっていた課題を朝やるようにしていた。


そうすれば夜早く眠れるから。



零に会わなくなってからも、圭は相変わらずたまにしかクラスに顔を出さなかった。


未夜が公園に行かなくなったことを聞いているのか聞いていないのかは知らないが、未夜には関わってこない。



そんな毎日が過ぎ去って、もう7月に入っていた。


未夜も零のことを考えなくなる。


< 214 / 459 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop