背中を合わせて【完】
「退屈かもしれないけど、気長に聞いてね。で、質問があったら遠慮なく聞いて。」


「うん。わかった。」



大きく息を吸ってから零が話し始めた。


中学校で仲良くなった圭の家でよく過ごしたこと。


零は家を継ぐのが嫌で、家を出たこと。


零が夢を持ってから、圭が背中を押して親と話し合えたこと。


高校には行かずに、バイトをしてお金を貯めながら生活をしていること。

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