背中を合わせて【完】
「未夜がクラスメイトだってわかった圭は、未夜への気持ちがまだよくわかってないのに、こんな気持ちで付き合えないって言って、彼女と別れたんだ。」



別に自分が悪いわけではないのに、なぜか未夜は少しだけ胸の奥がチクリとした。



「でも今は、圭に別の彼女がいるんだよ。」


「えっ?」


「圭が前の彼女と別れた高1の冬からそんなに経たない頃、高2の春くらいかなぁ?彼女の方から告白されて今も付き合ってる。」



(決意固めて別れた割には、切り替えが早いんだね...。)



そこは、まぁさすがカス中と思ってしまうことが止められない未夜。
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