背中を合わせて【完】
「じゃぁ、続きはまた明日ね。今日は俺がいっぱい話しちゃったから、頭の中整理する時間も必要でしょ。」



そう言って、いつもみたいに手を振ってあっさり帰る零。




(時間をもらったって、この頭の中は私の力だけで整理できるのかわかんないよ。)



未夜もいつも通り家に帰って朝食の準備と洗濯物を干して学校へ出かけた。


でも、頭の中には常に圭のことが。



(付き合いたいとは思ってないのに、気になる存在ってどういうことなのかな...。)
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