背中を合わせて【完】
*****

昼休み。


まずは未夜が毎朝公園に行っていたことから凛に話した。


でも、ギターを持ってってことは言わないで。


それから朝零が話してくれたことを大体話してみた。



「なるほどねー。そんなことがあったなんて、なんで一言も言ってくれなかったのよ。未夜はなんでも秘密にするんだからー。」



未夜と一番仲がいいのに、知らないことがたくさんあったことに凛は当然ながら怒ったようだ。


それでもちゃんと話は聞いてくれたし、今からもちゃんと話を聞く姿勢は崩していない。


都合がいいように聞こえるかもしれないが、未夜は凛のそういうところが好きだ。
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