背中を合わせて【完】

夏の思い出と夢

それからも零とは毎朝公園であった。


圭の話は当人がいないのに話を進めることは出来ないからと一時中断。


圭とは相変わらず未夜との接触はないまま。


未夜と零は違う話をすることが多くなって、すっかり仲良くなってきていた。


もう夏休みに入って、未夜は凛の専門学校への見学に付いていったり、毎年夏休みにしているスーパーのお惣菜作りのバイトで過ぎていく毎日。


未夜は自分の就職先も決めなくちゃいけないのに、あんまり焦ることがなかった。