背中を合わせて【完】
「その気持ちもわかるけどさ、彼女として身近にいるんだから一番に彼氏を信じてあげなきゃ。」


「ゆうくんが浮気するとは思ってないけど、なんか信じてる分だけ不安にもなるよ。」



暗い顔をする凛。


せっかく広げたお弁当にも手を付けないでいた。



「じゃぁこっちから質問するけど、凛はゆうくんにケータイ見られても平気?」


「もちろん平気だよ!」


「ゆうくんの隠し撮り写真も、私と前にメールで話したセックスの話も、ゆうくんから送られてきた嬉しい文面のメールをたまに保護してることも、サイトでつぶやいてる嫉妬とかのろけとか、みんな知られてもいいの?」

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