背中を合わせて【完】
零もジュースを持って未夜の隣に座ってきた。



「楽しそうな顔見てるだけで、なんか満足しちゃった。」


「未夜はあんまり団体行動得意じゃなさそうだね。」



あながち間違ってはいない意見だ。


そんなことを零から言われるとは思わなかった。


黙ったまま凛と祐紀の花火をする姿をみる未夜を見て、零は立ち上がる。



「花火少しだけもらってくるからさ、このままちょっと散歩しない?」



未夜の返事も聞かずに零は凛たちのところと、圭達のところから少しずつ花火をもらってきた。
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