背中を合わせて【完】
「虚しくなんてないよ。静かだからこそ、楽しかったときのことが鮮明に思い出せるから。」



(零はいつもこんな気持ちになってるのかな...。)



そんな不安を未夜の頭をよぎった。


零が手で未夜の涙を拭うと、さっき走って買ってきた缶ジュースを未夜に渡す。



「疲れちゃった?」



零の問いに首を横に振って否定する未夜。



「楽しかったよ。計画してくれてありがとう。」


「俺も楽しかった!こちらこそ、手伝ってくれてありがとう。」
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