背中を合わせて【完】
未夜の中で少しずつ生まれてきた気持ちをそのまま言葉にした。


果たしてその思いは零に伝わってるだろうか。


未夜自身にはわからなかったけど、零には心が痛いくらい伝わっていた。



「未夜。俺は何があっても必ずあの場所に帰ってくるから、何年経っても必ず会おう。」


「うん!」



きれいな星空を2人で見上げて話した。


星空に誓ったように。



「そろそろ戻ろう。」



未夜がそう切り出して立ち上がると、零も立ち上がった。
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