背中を合わせて【完】
お風呂に入りながら零のことを考えていた。


明日の朝零に会う前にお祭りに行く話を凛に相談したくて、部屋に戻るとすぐ凛に電話をした。



『どうしたのー?』


「さっきまで零と一緒だったんだ。それで相談したいことが...。」


『何?告白でもされた??』


おもしろそうと言わんばかりの楽しそうな凛の声。



「違うって!ただ、一緒にお祭り行こうって誘われたんだ。」


『マジで!?それってデートの誘いじゃん!!』


デート...。


その言葉に未夜は改めて心臓がドクンと波打つのがわかった。
< 335 / 459 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop