背中を合わせて【完】
「デートとかじゃないと思うけど...。」


『いや、絶対デートだって!もちろん行くんでしょ?』


「まだ考え中。どうしたらいいのかわかんなくて。」


『なんで迷うの?零君のこと好きかもしれないんでしょ?』



凛にそう言われると、思わず考え込む未夜。



(もしかするともう好きなのかもしれないんだけどね...。)



「凛が変なこと言うから、意識してドキドキしてばっかりだよ。」


『それだよ、それ!それは絶対に恋だって。』



(やっぱりそうなのかな...。)



そう思うも、凛の言葉に素直には頷けなかった。



『自分の気持ちを確かめるためにも、2人でお祭り行って来なよ。』
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