背中を合わせて【完】
零にはその女性と会ったことは言わなかった。


そのかわりお祭りに行くことを伝えると、零はすごく喜んだ。


零が誘ってくれたお祭りまではあと1週間とちょっと。


お祭りが近づくにつれてテンションが上がっていくのは、未夜ではなくて凛の方だった。



「零君とお祭り行く日は何時に行くのー?」


「4時半に零がうちに迎えにくる予定だよ。」


「迎えにきてくれるなんて紳士だね!ところで未夜はその日の昼間は暇?」


「うん。なにも予定はないよ。」



そう未夜が答えると、凛は嬉しそうによかったーと答えた。
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