背中を合わせて【完】
「零君とは駅に待ち合わせってことにして、昼間うちに遊びにきて!」


「うん。いいよ。」



きっと凛はその日の昼間が暇なんだろうと思って、気軽な気持ちで承諾した。


そんな未夜を他所に、凛は気合いを入れてお祭り当日を迎えることになる。





*****

お祭り当日。


凛の家に行くと、凛のお母さんが出迎えてくれた。



「いらっしゃーい。未夜ちゃんお久しぶりね。」


「はい!ご無沙汰してます。」


「あ!未夜来たんだね。早く早くー。」



お母さんの後ろから凛が出てきて手を引っ張る。
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