背中を合わせて【完】
その日はいつも通りに1日の学校生活が終わり、朝はちょっと憂鬱な気分で登校した未夜もそんなことは忘れて家に帰宅した。


両親がまだ帰ってきていない静かな家で洗濯物を取り込む。


結局凛は足りない分のお金は祐紀が貸してくれるという話になって、仲良くカラオケに行った。



(今頃は楽しんでるかなぁ。)



昼間は携帯の一件ですれ違いのあった2人だけど、カラオケではその分楽しんできなよと凛に言っておいた。


きっと仲良くカラオケを楽しんでいるだろう。


未夜は部屋着に着替えて夕食を作り、先にひとりで食べた。


2階にある部屋に入ると古いノートパソコンの電源を入れる。
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