背中を合わせて【完】
熱と身体のだるさに侵されながらも、ベッドにずっといると考えるのはやっぱり零のこと。
今朝も零は公園に行ったのか。
零は今日も普通にバイトに行っているのか。
昨日零は告白した私をどんなふうに思っていたのか。
どこでこんなふうに間違ったのか。
完全に零と未夜が向き合っていた状態から、お互い歩み寄ってきたと思っていたのに、すれ違ってしまった。
今まで見えていた零のことが未夜には見えなくなってしまう。
零とは正直会いたくない。
それでも、零に聞きたかった。
『零にとっての私の存在ってなんだったの?』
今朝も零は公園に行ったのか。
零は今日も普通にバイトに行っているのか。
昨日零は告白した私をどんなふうに思っていたのか。
どこでこんなふうに間違ったのか。
完全に零と未夜が向き合っていた状態から、お互い歩み寄ってきたと思っていたのに、すれ違ってしまった。
今まで見えていた零のことが未夜には見えなくなってしまう。
零とは正直会いたくない。
それでも、零に聞きたかった。
『零にとっての私の存在ってなんだったの?』