背中を合わせて【完】
圭からの言葉に未夜は驚き半分、やっぱりそうだったのかと思ってしまった。


それでも、そのことを圭の口から直接聞く日が来るとは思いもよらなかった展開。



「零にもはっきり言ってないけど、このことが原因で未夜に辛い思いをさせた。悪かった。」


「え?ごめん、言ってる意味が...よくわかんないんだけど...。」



圭が何を言いたいのか、全く見えなかった。



「零は俺が正直に言わないだけで、今でも俺が未夜のことを好きだと思ってる。だから零は未夜をふったんだ。」



(....それって、親友の圭のことを思って私はふられたってこと?逆に言えば、そのことがなかったら私はふられてなかったってこと?)
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