背中を合わせて【完】
圭の言葉に変に期待してしまう。



「とりあえず、俺が未夜のことを好きだったのは過去ってこと。それだけ伝えたかった。」


「なんで私のこと...。」


「ただの一目惚れ。学校では気づかなかったけど、公園に居るときとか、働いてるときとか、すげー奇麗だった。学校でもそういう姿見せればいいのに。」



(奇麗...。)



やっぱり好きなことをしているときは、輝いて見えるのだろうか。


学校と公園とバイトで、そんなに自分の姿に違いがあるなんて考えたことはなかった。
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