背中を合わせて【完】
考え込んでいても、ちゃんと耳に入ってきた。
間違いなく聞こえたのに、すぐに理解して受け入れることが出来ない。
そんな気持ちが顔に出て、唖然としつつ焦っている未夜を見て、零は笑った。
「未夜が好きだ。だからそばに居たい。でも未夜に依存して夢が消えてしまうのが怖くて、近付き過ぎないようにしなきゃって思ってたんだ。だから、お祭りの日も無理矢理未夜を突き放した。」
零の気持ちは胸が締め付けられそうになるくらいわかった。
未夜だって零が好きで、零が好きだからそばに居たくて、遠くに行ってほしくなかったから。
その気持ちは未夜の自分勝手な気持ちだし、零の夢を邪魔することになる。
間違いなく零を困らせるとわかっていた。
それとは逆のことを零も思っていたんだって知って、失礼ながらも少し安心出来する未夜。
間違いなく聞こえたのに、すぐに理解して受け入れることが出来ない。
そんな気持ちが顔に出て、唖然としつつ焦っている未夜を見て、零は笑った。
「未夜が好きだ。だからそばに居たい。でも未夜に依存して夢が消えてしまうのが怖くて、近付き過ぎないようにしなきゃって思ってたんだ。だから、お祭りの日も無理矢理未夜を突き放した。」
零の気持ちは胸が締め付けられそうになるくらいわかった。
未夜だって零が好きで、零が好きだからそばに居たくて、遠くに行ってほしくなかったから。
その気持ちは未夜の自分勝手な気持ちだし、零の夢を邪魔することになる。
間違いなく零を困らせるとわかっていた。
それとは逆のことを零も思っていたんだって知って、失礼ながらも少し安心出来する未夜。