背中を合わせて【完】
「なに?」
「俺の家はもう解約して、俺が帰れる場所はもうないんだ。だから俺が日本に帰ってきたときは、未夜がいる場所を俺の帰る家にしてほしい。」
「うん。」
「俺が日本を発ってまた日本に帰ってくるのなんて、いつになるかまだわからないけど、それでも俺を信じて待っててくれるのなら。」
「うん、待ってるよ。絶対に。」
零は未夜をもう一度強く抱きしめると、一言だけ言って話を終えた。
「未夜。ありがとう。」
その言葉にはいろんな意味が含まれている気がして、未夜の心に重く、優しく響いた。
「俺の家はもう解約して、俺が帰れる場所はもうないんだ。だから俺が日本に帰ってきたときは、未夜がいる場所を俺の帰る家にしてほしい。」
「うん。」
「俺が日本を発ってまた日本に帰ってくるのなんて、いつになるかまだわからないけど、それでも俺を信じて待っててくれるのなら。」
「うん、待ってるよ。絶対に。」
零は未夜をもう一度強く抱きしめると、一言だけ言って話を終えた。
「未夜。ありがとう。」
その言葉にはいろんな意味が含まれている気がして、未夜の心に重く、優しく響いた。