背中を合わせて【完】
久々に冬休みにバイトをしていた駅前のコーヒージョップに行った。



「あら、久しぶりね。もう高校も卒業かしら。」



店長が昔と変わらない笑顔と気さくな声で出迎えてくれた。


自然と未夜と凛も笑顔になる。



「お久しぶりです。私たちも3月でもう卒業なんですよ。」


「もうバイトに来てくれないと思うと淋しいわね。ちゃんとたまにでいいから顔見せにきてちょうだいね。ちゃんとまけるから!」



立ち話に花が咲く前に、未夜と凛は一番奥のカウンターに座った。
< 438 / 459 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop