背中を合わせて【完】
店長も厨房に入ると、カウンター越しに日替わりメニューの書かれた黒板を掲げた。



「今日はどんな感じ?ガールズトークに花を咲かせる感じかしら?」


ニコニコというよりは、ニヤニヤしながら店長は未夜と凛を見る。


未夜がこのお見せにくると、いつもこうやって店長は今日の目的を聞いてくるんだ。


その目的に合わせた料理を作るのが店長なりの料理の仕方。



「今日は私と未夜の将来について語りにきました。」



店長のクセを知っている凛は早速注文をした。


一応店長はメニューの黒板を掲げているけどそれは形だけのもので、結局は店長のおすすめでってこと。
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