背中を合わせて【完】
「いいわね、この時期にピッタリ。じゃぁ輝かしい2人の将来に私が1つ腕を振るいますか!!」



さっさと黒板をさげて楽しそうに冷蔵庫の中を探る店長。


店長は即興で料理を作るのが好きな気まぐれ屋さん。


常連さんや顔見知りのお客さん相手にはよくこうやって店長お任せ料理を作らさせる。


でも、そんな店長お任せの料理に毎回満足するから、私たちも毎回料理をお任せで頼むんだ。



「よろしくお願いします。」


「あ、店長さん私にオニグラをください!」



凛が大好きだと言っていた店長の作るオニオングラタンスープも忘れずに注文する凛。
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