背中を合わせて【完】
「未夜。私ね、専門学校に入学すること決まったんだ。」



ちょっぴり照れくさそうに言う凛。



「え!?...おめでとう!!」



いきなりの本題に驚きながらも未夜は祝福する。



「あら、凛ちゃんおめでとう!オニグラにろうそくでも立てようか?」


「いや、さすがにそれはいいですー。」



すかさず料理しながらも私たちの会話を聞いていた店長が口を挟んできた。


凛と店長は結構いいコンビだ。


凛が店長から未夜に視線を戻すと、照れくさそうな顔からちょっと切なさそうな顔に変わった。
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