背中を合わせて【完】
「家から歩いて行けるようなとこだから、全然遠くには行かないよ。家の近くで仕事探して、零の住んでたアパートに暮らそうかなって思って。」


「同棲!?」


思ってもみなかった言葉にビックリした未夜。


同棲なんてほど遠い言葉だと思ってた。



「ち、違うよ。零はもう住んでた部屋を解約しちゃったから。」


「そっかぁ。これで零くんの帰ってくる家は心配ないね!」



零が帰ってきたら同棲をすることになるのだろうか。


未夜は今まで考えもしなかったことに気がついた。
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