背中を合わせて【完】
「ん〜。美味しい!!」



2人でこれも美味しいよと話し合っていると、店長がカウンターから顔を出してきた。



「未夜ちゃんは就職先決まってるの?」


「実はまだ決まっていないんですよ。お恥ずかしいですが。」



眉を下げて笑いながら言う未夜に、店長は満面の笑みを浮かべた。



「ならばうちで働いてみない?」


「えっ?」


「ここじゃなくて違う場所にお店を出すんだけど、まだ料理人しか確保出来てなくてね。どう?」


「やりたいです!」



いきなりの誘いだったにも関わらず、未夜は即答した。
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