背中を合わせて【完】
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卒業してから数ヶ月。


やっと貯金と給料を合わせて一人暮らしを始めた未夜。


零が住んでいたアパートで。


零が住んでいたときとは全く違う室内。


未夜の生活感が溢れる部屋になっていた。


零が日本を発ってから、零とは一度も連絡を取っていない。


それでも、未夜には零が帰ってくるときにはこの街に帰ってきてくれるからと、信じて待っていた。


仕事はバイトの子たちや、料理人の人たちと楽しくやっている。


昼間はカフェの雰囲気で、夜はバーな雰囲気で新しくいろいろなことに挑戦し続けていた。
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