背中を合わせて【完】
(なんかって...。えーっと...。)



今日はあまり話してないし、昨日は少し話したけど未夜の名前を知っていることぐらいしか話してくれなかった。


考えた結果、未夜は簡単に答えた。



「荒川と仲がよくて、私の名前は荒川から聞いて知ってるんだってことぐらいかな...。」



未夜の答えを聞くと、圭の顔から焦っている様子は消えた。



(何?仲いいって言ってたくせに、私とあいつが話をしたことは荒川に伝わってなかったわけ?)



なんだか気まずいんだけどと未夜が思っていたら、圭の携帯が鳴った。


未夜のことなど気にせずに電話に出る。



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