背中を合わせて【完】
授業中だった他のクラスにも荒川圭の声は聞こえたらしく、授業を中断した教師が圭を追いかけて行った。



(静かな廊下に話ながら出れば、こうなることくらい予想できなかったわけ?)



未夜は呆れながら止めていた手を動かして湿布を貼り替える。


何事もなかったかのように、途中だった冊子作りを再開。


授業の終わりを告げるチャイムがなる頃に丁度作業も終わり、授業を終えた凛が一番に戻ってきてくれた。


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