背中を合わせて【完】
出来上がった冊子を先生から受け取ったときと同じようにかごの中に並べると、未夜の足を気遣った凛が職員室まで届けると言ってくれて、感謝しながらかごを引き渡す。


すぐに戻ってきた凛は、ジャージから制服に着替えながら未夜に一言告げた。



「足を痛めている生徒に重い荷物を運ばせるのは、さすがに先生でもひどいよって説教しといたから!」



笑って話す凛にもう一度感謝した。
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