背中を合わせて【完】
「こいつら明日学校だろ?」


「そうだけど、きっと2日酔いで行かないと思うよ。」


「相変わらず自由人だな。」



そんなたわいない話。


きれいになった部屋でやっと落ち着けた。


冷蔵庫から出したジュースを飲みながら2人してタバコを吸う。


タバコを消すと、零は立ち上がった。



「こいつら明日の昼までここに居座るだろ。コンビニでなんか買ってくるから。」


「私も行くよ。」


「おまえ寝ないのか?」


眠くないからと言って香奈も立ち上がる。


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