とられるものかっ!!
私はサヤ。
当時は小学5年生。
この頃からだっただろう。
みんなが
恋についての話をするようになったのは。

『ねぇねぇ!〇〇〇君かっこよくない?』
『わかるわかる!めっちゃカッコいいよね!アイドル並みだよさ!キャー彼氏だっただらなぁ。』
『おいおい!妄想すんなって!』
『何でよ~』
『ハハハ~マジうけー』

クラス中に飛び交う恋ばな。

何にもわからずに
『わかるわかる!めっちゃいいよねぇ!』
とりあえず話を合わせる私。

何て情けない。。

私はこの頃の自分が好きではなかった。
話は合わないし、
当時中学受験のため
忙しかったため、
とにかく休み時間が大嫌いだった。
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