夢みて何が悪い!
確信
『柚乃!遅刻してどーしたの?』
『うん、あのね…』
私は美紗に昨日から今日の朝までのこと
全部ひととおり話した。
もちろん、話し方が違うのは
内緒にして。
だって、本当に話し方を戻して
学校生活送るなんて思えないから。
『へー…柚乃、少し漫画世界から抜け出せたのね』
『んー…だけど蓮斗は、あり得ないみたいなこと言っちゃって。それに惚れっぽいのは変わらないし』
『いいじゃない、これからよ。今度はきちんとね』
美紗はそう言うと、またニヤニヤ
し初めて何か企んでる顔。
美紗……怖い。
その後、遅刻したからもちろん
早くおわって、っていうか
早くおわった感じだけど。
でも、よくよく考えたんだけどね?
知っていくって、どうしたらいいの?
今日は蓮斗が誘ってくれたからで
もうないかもしれない。
つまりは
私が誘わないとダメなのよね。
って、今までそんなこと
したことないからわからない。
なんて言えばいいのか
なんて誘ったら来てくれるのか。