夢みて何が悪い!


でもなぁ、怖いのよね。


でもでもでも!
自分で決めたんだもんね、
頑張るって。


『美紗、メール送る』


『がんばれ!』


そう言ったもののやっと送れたのは
これから30分後。


イライラして怒った美紗に
送信ボタンを押された。

はぁ、私って度胸の欠片もない。



ブー…ブー…


携帯を握らしめながら
待ってた私の手に振動が伝わる。


きた!

なんて、内心ドッキドキ。


『えっと…誘われると思わんかったわ、いいよ。じゃあ明日も待ってる。だって、』





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