夢みて何が悪い!
“うん。”
でも、嘘はもう嫌だから。
“ごめんな、今度は連れてない時話しかける ”
あぁ、私なんか気ぃつかわせてばっか
な気がするんだけど。
“ありがとう。”
そう送って私は携帯をポケットに直した。
授業だって、内容なんか
頭に入らないくらい悩んでしまう、
みんなどうやって恋愛成就させてるんだろ。
学校が終わって、みんながぞろぞろ
帰ってく中
美紗に帰ろと言って一緒に
学校を出る。
『あぁもう、あんたさっきから暗い。』
靴箱の前。
仁王立ちをして私を指差しながら
そう言う美紗。
『そ、そんなこと』
『はぁ、どーせ先輩のことでしょ』
『うぅ、わかる?』
なんか、上手くいかないなぁ。
今まではそんなこと考えたり
怖くなったりわしなかったのに。