夢みて何が悪い!
『当たり前でしょ』
あ、当たり前って…
あんな、女の人ばっかのとこに
行くなんて自ら地獄に飛び込む感じだよ。
『む、無理』
『行くの!』
『う、はい。』
とはいったものの、
近づくにつれ段々ゆっくりになっていく
私の足。
そらに気づいた美紗は
おもいっきり背中を押して私を
輪のギリギリ出前まで行かせた。
危ない。もう少しで
ぶうかるとこだった。
『れ、蓮斗!』
意を決して名前を呼ぶ私。
でも、その途端に女の人か一斉に振り返って
するどい目付きで私を睨む。
私はそのまま後ろに居る美紗に
怖いと伝えた。
美紗は大丈夫、
そうとだけ言って他人事。
『あれ、柚乃?どした』
さすがに気づいた蓮斗は
私の名前を呼んでくれる。
ありがたいんだよ?
ありがたいんだけどね?
皆様の目付きか怖くて怖くて。