夢みて何が悪い!
鏡を見た私はぼーぜん。
美紗はうなずいていいじゃん
なんて笑ってる。
『これ着ていくの?』
『そ、柚乃が持ってきたシャツに中は胸元開けたタンクトップ』
『これ、寒いよー』
『だから上にカーディガン羽織って、ミニスカートに柄のあるタイツ、可愛いハートがぴったり、ね?』
確かに、寒さはマシだけど
ミニスカートなんてはいたことないし…
美紗は足きれいだし
似合うけど…
『あんたね、結構似合うよ?もったいない、今まではいてないの』
納得しないまま
強引に座らせられ
次は化粧ねと今塗ってある化粧
を落とされる。
『美紗ー…大丈夫?』
『私を誰だと思ってるの。美容の学校目指してんのよ?まかせなさい』
大丈夫かなー
なんて不安なまま、まかせる私。
20分くらいしてから
いいよ!
と鏡を手渡される。