夢みて何が悪い!


鏡を見た私はぼーぜん。

美紗はうなずいていいじゃん
なんて笑ってる。


『これ着ていくの?』



『そ、柚乃が持ってきたシャツに中は胸元開けたタンクトップ』


『これ、寒いよー』


『だから上にカーディガン羽織って、ミニスカートに柄のあるタイツ、可愛いハートがぴったり、ね?』


確かに、寒さはマシだけど
ミニスカートなんてはいたことないし…

美紗は足きれいだし
似合うけど…


『あんたね、結構似合うよ?もったいない、今まではいてないの』


納得しないまま
強引に座らせられ
次は化粧ねと今塗ってある化粧
を落とされる。


『美紗ー…大丈夫?』


『私を誰だと思ってるの。美容の学校目指してんのよ?まかせなさい』



大丈夫かなー
なんて不安なまま、まかせる私。


20分くらいしてから

いいよ!

と鏡を手渡される。


< 57 / 119 >

この作品をシェア

pagetop