夢みて何が悪い!
言ったら……
蓮斗はもう終わりだって思って
この関係も終わるのかな…
もちろん。
苦しいし騙されたのは嫌。
だけど、
やっぱり好きの気持ちが胸を締め付ける。
偽りの関係でもいい。
そう思ってる自分がいることに
気付いてしまった。
『柚乃?正直に言って』
『っ……いやだ。』
『いや?』
『嘘でもいい……からかっててもいいの…』
なに言っちゃってるんだろう。
口がもう止まらない。
『それでもいいから…これからも…今まで通りいてほしいょ……っふぇ…っぅ~…』
たまらず我慢していた涙が
溢れ出してしまった。
それを見て蓮斗はあたふたしだして
え?え?
とこんがらがってる様子だった。