夢みて何が悪い!



『はー…やっとかよ。』



まだ気づいてない蓮斗。


後ろに居る私は
なんて声をかければいいかが
わかんなくて立ち止まったまま。



それに気づいたのか、
美紗はポンと私の肩を叩くと


歩き出していき
蓮斗の横を通りすぎた時、


『先輩さよーなら。かっこよかったですよ』


と蓮斗に向かって言い
階段を降りていく。



『え、あぁ…って、え?』


蓮斗は慌てて周りを見渡し始める。


あ…


目が合う。


そう思った瞬間。

バチっと目が合った。
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