夢みて何が悪い!
『な、なんでしょう』
『俺見ちゃったんだー君が気持ちよく男叩いたの』
『え、見ちゃったですか』
ほらー
やっぱり笑われるー…
叩かなきゃ良かったよ
私ってバカ。
『でね、俺君に興味持って友達になりたいなーって思って』
『へ?』
な…なんなんだろこの人
絶対…関わっちゃ駄目な人だよね
『あの?あなたなんなの?いくら柚乃が惚れっぽいからってこれ以上傷つけたら怒るよ』
固まってる私の横から
男の子に向かってそう言ってくれる
やっぱ頼りになる。
『あれ、俺言わなかった?友達って柚乃ちゃん』
な、なれなれしぃよこの人。
苦手だなぁこういうタイプ…
『あの?だからそんな事言って近づいてくる奴今までいたの。だから止めてくれる?』
美紗が言う言葉に私は
後ろで首を縦に振るだけ。