誠と私。
Prologue
◇沖田総司◇
いつも晴れやかな青空は、今日はご機嫌ななめのようだ。
どんよりとした、灰色の雲ばかりな空と化している。
朝から気分がなんとなく下がり、溜め息をこぼした。
「おい、これから会議だろうが」
「…なんだ土方さんか」
「なんだとはなんだ」
呆れ顔の土方さんの眉間にシワが寄った。
そう。
毎朝と言っても過言ではない会議を始めるのに、
空を眺めている馬鹿はいないだろう、と言いたいんだろう。
「分かってますよ…、今行きますから」
行くとは言ってもたった数歩の話し。
重い腰を無理矢理上げ、大好きな近藤さん…局長の下へと歩きだした。
…歩き、出した。
僕にとって、
ついてない日で、
ついていた日だった。
…みたいだ。
いつも晴れやかな青空は、今日はご機嫌ななめのようだ。
どんよりとした、灰色の雲ばかりな空と化している。
朝から気分がなんとなく下がり、溜め息をこぼした。
「おい、これから会議だろうが」
「…なんだ土方さんか」
「なんだとはなんだ」
呆れ顔の土方さんの眉間にシワが寄った。
そう。
毎朝と言っても過言ではない会議を始めるのに、
空を眺めている馬鹿はいないだろう、と言いたいんだろう。
「分かってますよ…、今行きますから」
行くとは言ってもたった数歩の話し。
重い腰を無理矢理上げ、大好きな近藤さん…局長の下へと歩きだした。
…歩き、出した。
僕にとって、
ついてない日で、
ついていた日だった。
…みたいだ。
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