八日目の蝶
プルルルル…………


アキが通話ボタンをスピーカーにしてくれたので、私達3人も側で耳を傾ける


ドキドキ………





「ありがとうございます。クラブCでございます。」



繋がった!


感じの良さそうな男性の声



アキ:「あ、あの…た、体験に、入店を希望なんっすが………」


緊張しているせいかドモりと変な言葉づかいになっているアキ



男性:「はいはい〜今日これからでいいのかな〜?」




………え!?いきなり???



相変わらず展開早っ…



でも「思い立った日が吉日」っていうか………





アキ:「は、はい!友達もいますが4人で大丈夫でしょうか??」



男性:「オッケ!じゃあ19時にお店の前に来てもらえるかな〜?」



アキ:「い………いいともぉ!」



男性:「アハハ。じゃあ後でね〜」





軽い口約束



こんな簡単でいいの???



私達は唖然としていた





アキ:「はぁ…………緊張したぁ………と、とりあえず行ってみますか!」


リエ:「わ、私は………」


ヒロ:「これも人生勉強!」


アキ:「キャーッ決定〜」


はしゃぐアキ


リエの肩をぽんっと後ろから叩くヒロ


やっぱり不安そうなリエ

そして私。



今宵、私達は



大学生


から

夜蝶


となる

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