Happy christmas with you
* * *
教室に着くと、ものすごく古典的な飾りである折り紙でできた輪っかを繋いだものがドアのところにも天井にもかかっていた。…頑張ったな、企画係。
「おい大翔!てんめぇなにリア充モード全開で来てんだよ!」
「…それ、紗衣にも言ってるんだよね。暴言だけど。」
「ちちち違いますよ雨音さん!」
「…態度変わり過ぎ。ほら、紗衣も笑ってるし。」
クスクスと小さく笑う紗衣。ジンたちの顔がみるみる赤く染まる。
「うおおおお俺もう今年リア充だわ!!!!!」
「俺も!!!!!」
「もう、雨音さん!バカ男子からは離れて!」
「えっ!?」
「そうそう、離れて離れて。今日はこれ以上ジンに近付かないようにしろよ、紗衣。」
「え、な、なんで…。」
「ジンのテンションについていける女子なんていないもん!」
「そうそう!ってか雨音さん可愛いー!メイク上手!」
「え…そ、そんなことないよ。ほんとにちょこっとだけだし…。」
「ばかー!雨音さんは素材がいいの、素材が!あたしたちとは違うんだから。」
「そんなことっ…谷口さん、可愛い…。洋服もすごくよく似合ってる…。」
「え、ほんと?」
「うん。すごく可愛い!」
女子と仲良く話している紗衣を見つつ(一応ジンが襲撃しそうになったらなんとかするつもりでもあるし)、窓辺に佇むユウの方へと移動する。
「メリークリスマス、ユウ!」
「あー…うん。」
けだるそうな声にけだるい顔なのに何着てもかっこよく決めてしまう友人が時に憎らしくもある。
教室に着くと、ものすごく古典的な飾りである折り紙でできた輪っかを繋いだものがドアのところにも天井にもかかっていた。…頑張ったな、企画係。
「おい大翔!てんめぇなにリア充モード全開で来てんだよ!」
「…それ、紗衣にも言ってるんだよね。暴言だけど。」
「ちちち違いますよ雨音さん!」
「…態度変わり過ぎ。ほら、紗衣も笑ってるし。」
クスクスと小さく笑う紗衣。ジンたちの顔がみるみる赤く染まる。
「うおおおお俺もう今年リア充だわ!!!!!」
「俺も!!!!!」
「もう、雨音さん!バカ男子からは離れて!」
「えっ!?」
「そうそう、離れて離れて。今日はこれ以上ジンに近付かないようにしろよ、紗衣。」
「え、な、なんで…。」
「ジンのテンションについていける女子なんていないもん!」
「そうそう!ってか雨音さん可愛いー!メイク上手!」
「え…そ、そんなことないよ。ほんとにちょこっとだけだし…。」
「ばかー!雨音さんは素材がいいの、素材が!あたしたちとは違うんだから。」
「そんなことっ…谷口さん、可愛い…。洋服もすごくよく似合ってる…。」
「え、ほんと?」
「うん。すごく可愛い!」
女子と仲良く話している紗衣を見つつ(一応ジンが襲撃しそうになったらなんとかするつもりでもあるし)、窓辺に佇むユウの方へと移動する。
「メリークリスマス、ユウ!」
「あー…うん。」
けだるそうな声にけだるい顔なのに何着てもかっこよく決めてしまう友人が時に憎らしくもある。